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本の話~’07下半期
2007年 12月 29日
さてさて、’07も残すところ後わずかとなりました
皆様、もう大掃除などすっかり終わっているのでしょうか
私はいつもの(あまりやらない)掃除を
少しばかりバージョンアップしておしまいにしました (^◇^;)

6月に 「本の話~’07上半期」 としたので
今日はタイトル通り、「本の話~’07下半期」を

10月から通勤で電車に乗ることが増えたので
読書量が今までより上がりました
と言っても、たいしたこと無いんだけどね~ 









読んだ順序を忘れてたりするので、その辺はてきと~に (^△^;)


診療室にきた赤ずきん -物語療法の世界-  大平 健
  精神科医のお医者さんの著書
  ご自分の患者さんに、それぞれの状況を「物語」になぞらえて対応していく様子が
  書かれています
  大好きな河合隼雄さんの著作にも、よく「昔話」やずっと伝えられてきた「物語」に
  ヒントがあるのだと書かれていました
  なので私にとっては特別驚きはありませんでしたが、なるほどなぁと思うことも
  たくさんありました

村田エフェンディ滞土録             梨木 香歩 
  上半期でも書いた「家守奇譚」に通じる世界で引き込まれました
  「エフェンディ」とはトルコ語で「博士」という意味だそうです
  描かれた時代は古くても、人間の根源的な想いに触れるとても素晴らしいお話でした
  登場人物の一人、ギリシャ人の言葉が心にささりました
   『-私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない…。』

キッドナップ・ツアー                角田 光代  
  私、この本前に読んでるよなぁ…
  そう思って本屋さんで見かけるたびに手に取らずにいたのですが
  どうも内容を思い出せない
  よく見るから読んだ気になってただけかも、、、そう思って読んでみたら
  やっぱり読んでいませんでした (なんのこっちゃ ^_^;)
  実の父親に誘拐される主人公のハル
  そしてその父親(結局彼が何を目的に娘を誘拐したのか、わかりませんでしたが)
  この二人のやりとりや、行動がなんだか痛々しく、切なく、
  でも決して暗くはなく・・・
  面白かったです 読んだと思い込まずに読んでヨカッタ ^^

夏のこどもたち                   川島 誠
  中学生が主役の短編集
  男子中学生の現役母として、興味を持って読んだのですが・・・
  結果として私とは相性が良くないみたい
  面白くないわけではないのですが、今一ピンときませんでした

風琴と魚の町・清貧の書             林 芙美子
  いきなり古典(?)
  大昔に「放浪記」を読んだはずなのですが、今まったく記憶に残ってません
  それでもその文体は好きだなぁと思ったことを覚えています
  短編集なのですが、昭和の初めのみんなが貧しかった時代の中にあって
  さらに貧しい日常がつづられています
  でも、全然暗さを感じない
  おそらく、現代の人々にはこの短編の中の人々のような暮らしは耐えられないでしょう
  ここに描かれた人々のたくましさがとてもいじらしく、可愛らしく、
  また見習いたいと思わされることがたくさんありました

イケズの構造                  入江 敦彦
  「京都は愛されていますが京都人は嫌われています。」
  で始まるこの本
  京都特有の「イケズ」に関して書かれているのですが、、、
  うまく言えないんだけど、ちょっと期待していたのと違ってました
  ただ、さすが「古都京都」と思わされる部分も多く、
  シェイクスピアや、バーナード・ショー、オスカー・ワイルドの「名言」の京都弁訳
  これには笑ってしまいました

カラフル                      森 絵都    
  上半期ですごい!と思った森絵都さん 
  森絵都さんといえば「カラフル」だよ~
  と知り合いに言われていて、文庫になったので読んで見ました
  いやぁ、さすが皆さんが推すだけのことはありました
  帰りの電車で読んでいて、自分の駅で降り忘れ、1駅先で戻ってきましたよ ^^;;
  YA(ヤングアダルト)=中高生向き、と言う枠を超えて愛されているのがよく分かります
  他にも読みたい森さんの著作がたくさんあるので、楽しみです

僕のなかの壊れていない部分        白石 一文
  最近流行の本屋さんで見かける手書きPOPに誘われて手に取った1冊
  読んでるうちにムネだかココロだかよくわからないんだけど
  自分の内側にザラザラした感覚で一杯になりました
  でも、妙に読むスピードは速い 話に引き込まれてる
  なんだか初めての感じでした
  内容は、一人の青年の日常と、彼の思いでつづられているので
  難しいことなど何もないのですが(文章も極めて冷静で分かりやすい)
  でも、読んでるうちになんだか上手く表現できないもやもやが起きてくる
  勿論、私だけかも知れないのですが・・・

チルドレン                     伊坂 幸太郎 
  下半期のベスト1はこれかなぁ
  5本の短編小説で、それぞれ1本ごとに主人公が違うんだけど
  5本とも登場人物は交叉していて、おまけにどの話にも出てくるのに
  主人公にならない登場人物がいて・・・
  そいつがなんだかとっても魅力的で・・・
  とにかくおもしろかった
  以前お父さんに「オーデュポスの祈り」を勧められていたのですが
  なぜかタイトルが気に入らず(笑)読んでいなくて、伊坂さんの作品初体験でした
  いやあ、素直に読んでおけばもっと早く伊坂ワールドを楽しめたのに
  惜しいことをしました
  上手いなぁ、と思います
  これから読む本に困ったら、伊坂さんの本を探します(笑)

絵描きの植田さん                いしい しんじ
  やっぱりいしいしんじさんのお話はいいなあ
  淡々と進む中に、じんわりと温かい人々が毎日を生きていて・・・
  読み終わると優しい気持ちになれます
  この本のイラストがまた素敵でした
  それを描いているのは、植田真さん
  偶然?それとも・・・

神様がくれた指
しゃべれどもしゃべれども
サマータイム
スローモーション
                  佐藤 多佳子
  あはは~っ
  こちらの4冊が今回の記事の中では一番最初に読んだ本たちでした
  上半期で「黄色い目の魚」を読み、すっかりハマってその後続けさまに読んだのです
  「神様がくれた指」は、スリの青年と女装の占い師の青年の話
  ちょっと息苦しくなる場面もありましたが、面白かったです
  「しゃべれどもしゃべれども」は映画化されましたね
  私の中では主役の双葉さんは国分くんではないんですが。。。 (⌒-⌒;)
  これも楽しかった さすが佐藤さんだわww
  他の2本は、森さんと同じようにYAとしての作品のようです
  思春期の少女達の想いが伝わってきます


とまあ、ここまでが完読した作品
で、もう1冊あるのですが・・・


アヒルと鴨のコインロッカー           伊坂 幸太郎 
  実は、「チルドレン」を読んだ後、「オーデュポス~」を捜してたら、この本があって
  伊坂さんのだし、読も~♪
  と思って読み出したのですが・・・・
  面白いんですよ、ほんと さすがだなぁ、上手いなぁと思うんです
  でも、でもね、
  話の中に動物を虐待する3人の若者が出てくるんです
  犬や猫を虐待死させるんです
  その場面が来たら、ページをめくる手が止まるんです
  でもそこを読まないと進まないし、その3人がとても重要な役割を持ってるんです。。。
  てな訳で、途中で止まったまま
  先が気になってしかたないんです
  お父さんも「面白かったよ」と言うんです
  でも、、、多分最後までは読めそうもありません。。。。 o(T^T)o



とまあ、こんな感じに’07下半期は過ぎてきました
在宅で仕事をしている時より、ライさんには淋しい想いをさせてしまうけど
通勤電車で本が読めるというのは
私にとってはちょっとhappyなことでもあります (⌒ー⌒)

私の個人的な読書録に
最後までお付き合いくださった方、
本当にありがとうございました! m(⌒O⌒)m




  
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by hicyamama | 2007-12-29 15:43 | 本・映画・etc
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